脳卒中 (脳梗塞、脳出血、くも膜下出血) は冬に起こりやすいと思われがちですが、脳梗塞に限って言えば夏場が多いということをご存じでしょうか。
気温が高い夏は汗の量が増えます。特に高齢者では簡単に脱水になります。
脱水状態に陥ると血液中の水分量が減少して血液がドロドロになり、血液の塊である血栓が生じやすくなります。
この血栓が動脈硬化で狭くなった血管を詰まらせます。
そこで、夏の脳梗塞予防では小まめな水分補給が重要になります。
ご高齢の方は喉の渇きや暑さの感じ方が鈍くなる傾向が見られ、気付かぬうちに脱水になってしまうことがあります。
また、人は睡眠中にも180ミリリットル (約1合) ほどの汗をかくので、就寝前や起床後にコップ1杯の水を飲むといいとされています。
また、アルコールには利尿作用があり、尿量が増えるので脱水の原因になりますので利尿作用の少ない麦茶や水などをお勧めします。